■ お迎え未満編 ■
注意:お迎えするまでのイロイロをダラダラと書いているので非常に長いです。
そしておもしろくないです。
それでもいいよ、どうせヒマだし、という方だけどうぞ。
■かほ、SDと出会う■
そう、それは2003年4月末頃。ネットをはじめてそろそろ1年になろうかという頃のことでした。
小さい頃からお人形とかぬいぐるみが大好きで、小学校5、6年くらいまでジェニーちゃんでお人形遊びをしていたような子供だった私は、大きくなっても「三つ子の魂百まで方式」でやっぱりお人形が好きでした。
とはいえ、家にあったジェニーちゃんは私の中学入学後間も無くイトコ(正確にはイトコの子供)の手に渡り、世間の目も気になってさすがにジェニーちゃんに再び手を出すことはなかったのです。
よって「大人が興味を持ってもおかしくない人形」として隠れ蓑的に「ヴィスクドール可愛いよね〜」「ああ、でも天野可淡さんの人形の瞳って麗しい〜」という隠れキリシタン的にお人形を愛でる日々。
そんなこんなで時は流れ、気がつけばジェニーちゃんには一杯友達ができているらしく(かほは初代ジェニーの世代、つか、バービーとして売られていた時代と幼少期がシンクロします。ああ、年がバレる〜〜)一体ジェニーフレンドって何人くらいいるんだろ? とネットで調べてみることに・・・。
無論、最初はタカラに飛び、あまりにたくさんいるジェニーフレンドに驚く私。しかし、そこで運命を左右するエクセリーナという言葉に出会ったのです。
「エクセリーナとは何ぞや?」疑問に思うことは調べないと気がすまない性格ゆえ、いろんなサイトを徘徊し・・・とあるサイトでめちゃくちゃ可愛いお人形さんと出会いました。
どうやら「スーパードルフィー」というらしい。もっといろんな写真が見てみたい! というわけでリンク先へとずばずば飛んで行き・・・後は転がり落ちるだけの私がそこにいました。
教訓 好奇心は身を滅ぼす(洒落になってねぇし!)
■かほ、驚く■
SDはどうやらボークスから出ている人形らしい、と知った私は速攻でボークスのサイトへGO!
ファイブスターストーリーズのファンだった私はボークスという会社がガレージキットを作っている会社だということは知っていました。ついでに言えば、そこで売られているファティマのフィギュアを購入しようかどうか悩んだ事さえありました。
よってなじみのお店といえばなじみのお店だったのです。
ボークスさんのHPにはいろんなサイトさんで見てきたSDたち(もちろん見たことのないのまで)が紹介されていたのですが、ここでかほは衝撃を受けます。
「高価い・・・・・・!」
何、この値段! 6万ってあんた・・・13シリーズだと7万? 一桁違うっつーか、無理! 買えない! でも可愛いぃぃぃぃ〜〜!
激しく悩む私。お人形如きにそんなお金出せない! つか、家族になんていえばいいわけ?
いや、別に私のお金で買うんだけどさ。でもやっぱ家族に報告しないわけには行かないし・・・。
何より、そんな高い人形を買って、後で後悔しないって言える?
後ろめたい気分にならない?
自問自答を繰り返す私。
そんな中、あることに私は気づくのです。
「つか、今そんなお金ないし(爆)」←もっと早く気づけ!
こうしてSDお迎えは一時的に遠のいたのでした。
■かほ、告白する■
SDの高さに躊躇しながらも欲しい病は治まらず、とりあえず母親に「こんな人形があってさ〜」と話を振ってみることに。
実はSDと出会う数日前、某通信販売カタログに載っていたヴィスクドールを買おうか買うまいか、母親に相談していたこともあり(人形好きはもちろん知られている)、「へぇ、そんな高い人形あるの」と言っただけで「買っちゃダメ」とは言わなかった。
そしてその翌日「昨日言ってた人形、お金貯めて買おうと思うんだけど」と意を決して告白。
ここで反対されたら諦めよう! 反対されて無理を通して買ったら、後々嫌な思いをするし、心から愛でることもできないし・・・・・・と、そう思っていたのですが母親は「欲しかったら買えば?」と以外にもすんなりOK。
OKが出ると、途端に後ろめたい気分もなくなり、気持ちは一気にお迎えに向かって突っ走って、「走り出したら止まらないぜ〜」な状態(古ッ)。
しかし、私はここでもう一つの問題に気づきました。
それは姉。
彼女はドールアイが激しく苦手な方で、ヴィスクドールなんかでも目が怖い、というお方。
・・・ヤバイ。
「なんでそんな怖い人形、六万も七万も出して買うのよ!」
とマジギレされそうです。
ちなみにかほちゃん、この姉上を非常に恐れているのです。逆らえません。
反対されても母親からの許可が出ているのでお迎えをする気は揺るぎませんが、やっぱりみんなから祝福されたいの、とまるで結婚を反対されて駆け落ちをしようかしまいか悩んでいるかのようなセリフを胸に秘めつつ、「こんな人形あってさ〜」と姉をボークスのHPに。
恐れつつ、真っ先に見せたのは13シリーズ。
ドールアイよりも人形の造型の綺麗さにまず目が行くだろう、と考えての判断でしたが、その判断は間違っていませんでした。
彼女はとあるSDを見て「あ、この子好み!」と言ったのです。
それは、姉を攻略した瞬間でもありました。
姉がSDの精巧さに見惚れているスキをついて、「高いんだけどさ〜、お金ためて買おうと思ってるんだ〜」と軽くカミングアウト。
反対はされませんでした。
心の中で姉をたらしこんでくれた橘四郎に感謝を述べつつ、お迎えに向け、もはや障害はナッシングで突っ走ることになったのです。
■かほ、迷う■
お迎えに向け、貯金を開始。それと同時にどの子をお迎えするか選定に入りました。
初めて見たSDがりおだったこともあり、アニメチックな顔立ちに引かれて最初候補に挙がったのはりお・のの・ミミ、そして13女子シリーズ(13ののは除く)でした。
ですが、りおは目が大きすぎるし、ミミはとんがった鼻が気になります。ののにするか、それとも13シリーズの4姉妹の誰かにするか・・・。
13シリーズ、高いよな〜。でも買うならめぐ・ナナ・サラ・キラの順だな〜と思いつつ、他所様のカスタマイズされてるお子を見回る日々。
この頃、28番ヘッドのようなリアル系の造型には全く興味がなかったのですが、あるサイトさまのルカを見た瞬間、かほの体に雷に打たれたような衝撃が!
「か・・・かわええ!!」
繊細で柔らかで、天使のように愛らしいそのルカの姿に目に張り付いていた鱗がバッサバッサと落ちました。
28番系、いいかも・・・つか、いいよ絶対!
リアル系に目覚め始めるとそれまで候補だったアニメ顔系が一気に色褪せて見えます。
しかし、この頃ルカ・クリは2ndの販売も終わり、手に入れるのは不可能。
しかしフルチョイスという手段で似たタイプなら手に入れることは可能!
やるぜ! フルチョイス! とりあえず金を貯めるぜ!
そう心に決めた矢先、広島SRオープンに伴いルカ・クリ3rd発売決定。
・・・お金ナイっすから。
お迎え無理っす。
まるで試合に敗れ甲子園の砂を持ち帰る高校球児のような心境でヤフオクを見つめる日々・・・。
以降ず〜〜っとお金もないのにヤフオクと28番およびルカクリのサイトを巡る日々が続いたのでした。
■かほ、堕ちる■
相変わらずヤフオクを眺める日々は続きましたが、7月半ば頃、あるカスタムSDが私の目に飛び込んで来ました。
9番ヘッドカスタムに凌ボディのそのお子は素晴らしく美しく、28番フルチョイスを決めてから他のSDはアウトオブ眼中だった私に9番ヘッドの美しさを見せ付けてくれたのです。
9番がリヒトやレオナ、そして人気のミカエルの原型ヘッド(正確にいうとミカエルは違いますが)だという知識はありましたが、頭の中は28番フルチョイスと決めていたので、全く気にしていなかったのです。
しかし、9番の美しさに開眼してしまうと俄然気になります。
そこで持ち前の探究心(身を滅ぼす元となった好奇心を多分に含む/笑)で飛んで行ったのは9番ヘッドリング。
そのリングをたどって訪れた先のサイトで、私は堕ちました。ミカエルに。
もう、ものごっつ可愛ゆーて、可愛ゆーて!
初お迎えSDはミカエル! 決定! 絶対!
心の中で絶叫する私(この時点で複数のSDをお迎えする気になっているあたり、SDの魔力は恐ろしいと思わざるを得ない)。
しかし、彼もルカクリと同じく限定SD。そう簡単に手には入りません。
しかもルカクリなら28番で酷似したモノが作れますがミカエルと似ているという9番はまるっきり別物。
9番でフルチョしてヘッドをミカエルに似るように削るしかありません。
しかしここで高校時代、美術の時間にブロンズ粘土で自分の胸像を作成させられたときの事が頭を過りました。
そのできばえの酷さは、小学生の工作以下。
妙に開いた口はまるでダッチ○イフのようで、あまりのできの酷さに担当教師は言葉もありませんでした。友人たちは爆笑してくれましたが(笑)
―――自分でカスタムは無理・・・
ちょっと軽く意識が遠のき始めるかほさんでした。
■かほ、考える■
フルチョで自力不可能を悟った私は、とりあえず作戦を練ってみました。
フルチョが無理となると、何が何でも「ミカエル」を購入するしかありません。
ミカエルを手に入れるには
1.オークションで中古もしくは転売品
2.ワンオフ
ということになります。
しかし販売元のボークスではSDの素材がピュアスキンへと切り替わっているモヨウ。
・・・ピュアスキン・ミカエル、めちゃくちゃあり得そうです。
つか、ボークスならやるでしょう。
そんなわけで、机上論理で優先順位を決定。
1 お金を貯める(SDに十万・デジカメに3万)
2 お金を貯め、ミカエルの再販を待つ。
お金を貯めるまでにミカエルが再販された場合、オクかワンオフを狙う。
完璧な計画です(笑) しかし、どうしてもミカエルがゲットできなかった場合、どうするんでしょう?
いえ、その場合のことも考えてあります。
ミカエル貯金には手をつけず、新たに貯金を開始(ミカエル貯金はいつでも使えるようにしておく必要があるため、手を出してはいけないのです)。そして次に欲しい候補のSDを購入。
ちなみに候補は28番と29番のフルチョ、または9番ヘッドを購入して有料カスタムしてくださる方に託してミカエル風に仕上げていただき、心を慰める・・・・なんて素晴らしい計画なんだ!
とりあえず心から願うのは、ミカエルの再販が年末のドルパで、アフタードルパで手に入るようになって欲しいというコトです。
宇都宮SRや韓国SRの開店限定だったら完全にアウト!
上記二箇所でミカエルが出ないように呪う・・・もとい、祈る日々が続くのでした
■かほ、喜ぶ■
9月19日、かねてから不安だった宇都宮SRオープンでの限定商品が発表!
もしミカエルだったら・・・・・・と心配していた私の目に飛び込んできたのは眠りののと眠りミュウ!!!
ミカエルじゃない! 神様ありがとう! バンザイ!
激しく喜ぶ私。その姿はまるで某国の喜び組のよう(笑)
しかし、油断してはいけません。
11月には韓国SRオープンが控えているのです。
ここでミカエルが出た日にゃあ・・・・・・買いに行くことだってムリ!(実は宇都宮だったら買いに行こうかと考えていた)
そして福岡・京都のホームタウンドルパでの限定もミカエルではなく(でもキャプテンセシルに心を動かされていたかほ)ほっとしていたのですが、ここであることに気づいたのです。
今年の限定を(うろ覚えながら)順番に上げていくと、闇ミカ・ミニアキラ(4月船橋)→橘四郎・アナイス・甘夢ナナ(5月ドルパ9)→ルカクリ3rd(6月広島)→SD健・美加・サシャ(8月HTD東京・・・でもサシャは厳密に言うと誌上限定)→甘夢のの・眠ミュウ(9月宇都宮)→キャプテンセシル・レディシルビー(10月HTD福岡・京都)・・・・・・そう、順番で行けば次あたりミカエルがきそうなんです!
そして次の限定が出そうな機会といえば・・・やはり韓国SR!
ヤバイです。
マジヤバです。
とはいえ某さん、今年行われた初めての韓国のドルパでは「韓国限定商品」は出していません(ドルパ9の後だったのでドルパ9と同じような品揃えだったらしいです)。
韓国SRももしかするとHTDの限定を持って行くのでは? とあくまでもミカエルだけは避けて欲しいかほさんの希望的観測も出たり。
とにかく韓国でミカエルだけは阻止したい。
いや、できんけど(笑)
つか、某が限定商品の出し方をユノア並の予約限定販売に変えてくれるというなら韓国でミカエルが出ても許します。
そもそも欲しい人の手に渡んない販売方法ってドウなの?
それとも何か? 某は転売屋とツルんでんのか? リベートもらってんのか?
なんて、いろいろ考えてしまいます。
ていうかさ〜、フルチョイスの中にミカエルヘッドも入れてよ〜〜〜!
9番とミカエルじゃ唇もほっぺもアイホールも額も違うじゃん!
某さん、お願い。
ミカエルヘッドをフルチョで選択させて下さい。
■かほ、揺れる■
京都では限定の京天使というドールも出るらしい。
オクでは代理購入が花盛りで、転売も物凄い値段になるのは目に見えてたりするわけで。
あるサイトのBBSには京都で限定をゲットするには何時に行けば確実なのか、とかそんな質問も飛び出し、宇都宮では午前3時に並んでギリギリ限定が買えた、なんていう笑えない話もアリ。
ほとほと某のやり方というか商法がイヤになってきつつある10月半ば。
私自身が欲しいのも限定のミカエルというコトもあり、もし次回ミカエルが出たとしても夜中の3時に並ぶなんてできないし、したくない。せいぜい始発で行くのが限度。
そもそも徹夜禁止、なんて某は言うけど、徹夜することが限定を手に入れられる唯一の方法なのだとしたら、徹夜禁止なんて無意味だと思うのね。
完全予約受注生産とかになんでしないかな〜。
かなり待つ事になっても予約で確実に手に入るなら私は何ヶ月でも待ちます。
そういう人も多いと思うのよ。
・・・・とごちゃごちゃ書いてるのは、ミカエルを待てない自分がいたりするからだったりして(爆)
もともと、ミカエル風の9番に私は堕ちたわけで、その後ミカエルリングをたどった先で見たミカエルに堕ちたんです。
他のサイトのミカエルも可愛いとは思うんですが、同じミカエルでもやっぱりあたしが一番可愛いと思うのはそのサイトのミカエル。
つまり、あたしが欲しいのはミカエルじゃなく、「そのサイトで愛されているミカエル」って事なのかもしれないのです。
だったら、あたしミカエルじゃなくて9番をミカエル風にカスタムしてもらえるならそれで十分満足しちゃえるんじゃないの? と考え出す始末。
つか、ぶっちゃけよう。
徹夜したり、並んだり、正直いやなのです。
高いお金を出してオークションで買うのも、なんだか足元を見られているようでイヤ。
だから確実に、楽に手に入るほうがいい。
「待つ」以外の苦労はしたくないんです。
すみません、心の底からミカエルが好きな皆様。
かほはきっとエセミカエルファンです。
だから、もしかすると最初のお迎えはミカエルじゃないかも知れません(その後、大当たり)。
そして楽して手に入るなら、ミカエルも購入って事になってるかも。
そう思いつめるくらい、精神的に不安定な10月某日でした。
■かほ、体験する■
うだうだと悩みながら11月を迎え、仕事にようやく一区切りがついた5日、かほは決意を固めて天使のすみか(大阪)へ行ってきたのでした。
いや、決意を固めたっつってもお迎えするとか、そういう決意ではなくて、ちょっと家から遠いもので出かけることにまず決意がいるわけなのです(笑)
幸い日本橋は以前、二度ほど行ったことのある街。地図もしっかり頭の中に入れたし、ダイジョーブ、と思って地図にあったとおりの道を進むと目印の陸橋! ああ、このあたりねv と胸をときめかせるかほでしたが・・・・ねぇよ! ボークス!
そもそもビルの3階から上が大阪SR、天すみは6階らしいので見つけにくいかな〜と思ったんですが目印の陸橋をすぎても一向にボークスはありません。仕方なく向かい側道へ渡り、そこから向かい側のビルでそれらしいものを観察することにしたのですが・・・やっぱり見つかりません。
・・・迷った(迷ってないけど)。
まさかこのまま見つけられなくて帰るのか? という不安を胸にいだきつつとりあえず陸橋まで戻った私は陸橋をあがり、ボークス側へと向かいました。
そして陸橋を下り、もう一度ボークスを探そうと足を踏み出したそのとき・・・マクドナルドの横に超小さく控えめにボークスの看板が!
もっと分かりやすいとこにおいてくれ!!!!
と思いつつ、しかし物凄く安堵して目指すは六階天使のすみか!
しか〜し・・・あの、途中までしかエスカレーターないんですけど・・・・。
戸惑いつつ四階のドールポイント内を探索、レジのある方向の奥にエレベーターと階段を発見! そしてえっちらおっちら階段を上り、ようやくたどり着いた天使のすみか・・・・・・。
平日の昼間のおかげで客は私一人! ゆっくりと人形を見て回る私。
間近でゆっくりSDを見るのは実は初めてなんです〜〜〜〜!
お店のお姉さんはひっきりなしにかかってくる電話の応対に急がしそうでしたが、応対がとても優しかったです(聞き耳立てるなよ/苦笑)。
そして奥のワンオフコーナーにいましたよ〜〜ミカエル!
でも・・・いつも写真でしか見たことがなくて、メイクやウィッグが違うこともあって、そのミカエルは私と全く波長があいませんでした(つか、それ以前として売約済みだし)。
やっぱり私が欲しているのはミカエルではなく9番で作ったエセミカなんだろうか? それとも某特定サイトのミカエルだけなんだろうか・・・と悩んでいる私に声をかけてきたのは、美白が眩しいクリスくん。
「ここ、初めて? 誰か探してるの?」
親切に声をかけてくれた彼に思わず運命を感じてしまう私。ああ、これが「目が合う」ってコトなのかも・・・! と思ってふと見ると「売約済み」の札。
ヤバイヤバイ、不倫しちゃうとこだったよ(笑)
とまぁ、こんな感じで一時間以上店内にいて、最終的にお店のお姉さんにカタログを貰って帰って来ました(そのときにいろいろ説明聞いたりもしましたが)。
目当てにしていた9番ヘッドもなく(あれば買う予定だったらしい)そのまま難波パークスにも寄らず帰宅したのでした。
ちなみに間近でゆっくり見たSDの感想は・・・思ったより「小さい」でした。
多分いろんなサイトで「大きい」って書かれてるので、凄く大きいっていう印象があったみたい。
そんで家にある人形の身長からこれくらいかな〜〜って推測したりもしてたので。
そんな感じでSDのとのファーストコンタクトは終了したのでした。
■かほ、参戦する■
天使のすみか初体験から数日、あいかわらずヤフオクを眺める日々。9番ヘッドが購入できなかったこともあって、9番ヘッド出てないかな〜〜っと、まるで猟犬の如く9番を探す日々。
そして11月8日、かほの9番センサーがとある9番カスタムをとらえました。
・・・素敵・・・
ミカエル希望でミカエルが手に入らなければ9番をミカエルにカスタムしてもらう、というのが野望。
そんな私の目の前に現れたオクの9番くんは、ミカエル似というわけではないのです。
ミカエル似ではないのですが・・・・好み。
ミカエルじゃない9番くんが家に居てもいいかも!
ふとそんな悪魔の囁きにも似たものがかほさんの胸に去来します。
しか〜〜し! かほさん、ヤフーの会員じゃありません。
手続きをするところからはじめなくてはならないんです。
二日ほど、悩みました。
そうこうするうちに誰かが入札しています。
ちょっと焦るかほさん。
徐々に冷静さを失っていきます。
そして母に好みのヘッドが出ていることを発表。
「ヘッドだけでも12800円(税別)を有料でカスタムしてもらうとさらにお金がかかっちゃうんだけど、そのヘッドはね、いまのところ13000円なの。500円ごとのアップだから今入札すると13500円なのね。そんで、お店への往復交通費とか考えてもそれくらいなら送料いれてもとりあえずソンじゃないかなって思うんだけど」
別にうちの母は、娘が稼いだ金で何を買おうと、何にも言わない人です。ただ、私が後日「買ったの?」と問い詰められるのがイヤなので、大抵のことはなんでもカミングアウトすることにしてるだけで。
思ったとおり、母親は特に何もいいませんでした。
それでも一応暫く考えて・・・翌日の夜、やっちゃいました。ヤフオクの登録。
そのヘッドに入札者制限がなかったことも、踏み切った要因の一つにはなっているのですが、とりあえずそれでドキドキしながら初入札!
おお! 一番の高値が私になってる!
このまま逃げ切れるだろうか・・・ドキドキしながら過ごす日々。
ただ、落札できたとして問題になるのは・・・アイもウィッグも持ってないことです。当然ボディもありません。
とりあえず暫くは首っ子(つーより顔っこ?)で過ごしてもらうことになるわけで、それじゃあまりにも不憫なのですが、お金がないので仕方がありません。
だって・・・原稿料が入ってくるの、掲載号が出てからなんだもん。2月になんないとお金入ってこないんだもん。
とりあえず、ウィッグはポポズラでいいとして(よくないけど)、問題はドールアイです。
ドールアイだけは近所で売ってるわけもなく・・・ビー球で我慢してもらうか?
物凄く乱暴な考え方です。出品者様が聞いたら絶対に気を悪くされるでしょう。
でも、マジでごめんなさい。お金ないんです。
2月まで待ってください、としか言いようもなく・・・しかしそんな心配は落札してからするんだな! という雰囲気もアリアリの日々。
そして取らぬ狸の皮算用よろしく、その9番君は他の方の元へと嫁いで行かれました。
いえ、それでいいんです。
今の私のところにきても不幸にするだけだし・・・と自分に言い聞かせるかほでした。